子どもたち一人ひとりに個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現するために

9月28日に情報化推進リーダー研修(全)を東部、中部、西部(2会場)の4会場に分かれて実施しました。
参加者にGIGAスクール構想の実現に向けた県内の市町村立学校における一人一台端末の整備、教育の情報化を推進する情報化推進リーダーの役割、校内体制の整備などについて、講義をとおして認識を深めました。
実践発表からは、情報化推進リーダーが中心となり、次のような取組を一つ一つ重ねることにより、教職員の理解が図られるとともに、児童生徒の資質・能力の向上につながっている様子が伝わってきました。
・学校の環境整備や児童生徒の実態
・教職員の状況などに応じたICT活用のルールづくり
・オンラインの効果的な活用と課題
・アプリケーションの操作研修
・IDやパスワードの管理
参加者からは、「今後、早急に校内研修等を行う必要がある。」「機器導入に向けて、ルール決めを真っ先に行いたい。」「複数で業務にあたっていく体制づくりを行う必要がある。」
「義務教育段階で1人1台端末が今年度中に整備され、その子どもたちが高校に入学してくるので、もはや待った無し!」などの考えが出されていました。
実践発表の中で語られた「情報化推進リーダーは、児童生徒・教職員とICTをつなぐコーディネーター」という言葉のように、リーダーの役割が重要です。教職員の意識を高め、組織体制を構築していく情報化推進リーダーの積極的な取組によって、教育の情報化が一層充実することを期待しています。