鳥取県道徳教育研究会 

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本研究会は鳥取県の道徳教育の発展充実のために昭和61年に設立されました。
毎年調査官や著名な大学の先生等をお迎えし、これまでに30回の研究大会を開催してきました。
 

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師道塾について

道徳教科化まで待ったなし!

 道徳教育に関心のある方、もっともっと自分の授業力を高めたいと思っている方、一緒にやりませんか! 道徳の授業力を磨くことは、自分自身を磨くことです。ぜひ我々と一緒に、今後の道徳教育について考えていきましょう!

 月に2回程度、土曜日の午後「師道塾」で学んでいます。詳細をお知りになりたい方は、村尾行也(鳥取市立鹿野中学校)までご連絡下さい。

   murao_yk@mailk.torikyo.ed.jp

 お待ちしております。
 

お知らせ

6月は、13日()、27日()の午後2時より、鳥取市教育センターにて行います。
 

師道塾この頃

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2019/06/23

6月15日の師道塾

| by 管理者
『佐藤一斎「南洲手抄言志録101ヵ条」を読む』の言志後録第98、100、111、117、129、138、144条を読みました。


<第98条>明日は明日の風が吹く

・人は皆身の安否を問うことを知れども而(しか)も心の安否を問うことを知らず。宜しく自ら問うべし。「能く闇室(あんしつ)を欺かざるか否か。能く衾陰(きんえい)に愧(は)じざるか否か。能く安穏快楽を得るか否か」と。時々是くの如くすれば心便(すなわ)ち放れず。



反省も大事なことですが、些細なことでくよくよすしているのもよくありません。西郷隆盛は前向きで過去を引きずらなかったといいます。オランダの哲学者スピノザで「ある行為で後悔する者は二重に不幸あるいは無能である」という言葉もあります。



<第100条>スタンドプレーだけでは無様だ

・為す無くて為す有る、之を誠と謂い、為す有りて為す無き、之を敬と謂う。



現代は承認欲求が強くなってきているのではないかと話がありました。そんな時代だからこそ惻隠の情の心がけで、人知れずに善を行うことが大切だそうです。



<第111条>全員賛成あり得ない

・寛懐(かんかい)にして俗情に忤(さから)わざるは和なり。立脚して俗情に墜(お)ちざるは介なり。



論語にも「君子は和して同ぜず小人は同じて和せず」とあります。多勢に流されないために、真実、本質を見極めることを心掛けたいです。



<第117条>ニュースを前に胸が痛む

・誣(し)う可からざる者は人情にして、欺く可からざる者は天理なり。人皆之を知る。蓋(けだ)し知れども而(しか)も未だ知らず。



昨今のニュースでもよく見かけられる特殊詐欺の事件が思い起こされます。



<第127条>健常な身体になるためには

・知は是れ行の主宰にして乾道(けんどう)なり。行は是れ知の流行にして坤道(こんどう)なり。合して以て体軀を成せば則ち知行なり。是れ二にして一、一にして二なり。



<第138条>東西古今の先人に親しめ

・学は自得するを貴(たっと)ぶ。人徒らに目を以て字有るの書を読む。故に字に局して、通透(つうとう)するを得ず。当に心を以て字無きの書を読むべし。乃(すなわ)ち洞(とう)して自得する有らん。



<第144条>読書で人生を味わう

・読書も亦心学なり。必ず寧静を以てして躁心を以てする勿れ。必ず沈実を以てして浮心を以てする勿れ。必ず精深を以てして粗心を以てする勿れ。必ず荘敬を以てして慢心を以てする勿れ。孟子は読書を以て尚友と為せり。故に経籍を読むは、則ち是れ厳師父兄の訓(おしえ)を聴くなり。師子を読むも亦即ち明君、賢相、豪傑と相周旋するなり。其れ其の心を清明にして以て対越せざる可けんや。



前条と併せて読書の大切さが語られています。読書はテレビやインターネットなどの映像を視聴するのと違って能動的な活動で、読むには主体性が必要です。追われるように読書をしているとつい読むこと自体が目的化しがちですが、自分の身となる読書にしたいものです。読み切ろうと思わず、読みたいと思ったものをまず手に取ることが読書のコツだそうです。



今回で言志後録が終わり、次回から言志晩録となります。

次回の師道塾は、7月27日(土)午後2時から、鳥取市教育センターで行います。


17:50

参加者の声

参加者の声
2015/01/20

師道塾で学ぶ

| by 管理者

 私は、将来の我が国を背負い、世界に羽ばたく誇り高き日本人を育成するためには、教師自らが誇り高き日本人たらねばならないとずっと考え続け、細々と実践を積んでおりました。しかし、個人の力には限界があり、支えあう仲間の存在が欠かせないものです。そんな折、ある会員仲間の紹介で師道塾の存在を知り、月に数回、土曜日の午後2時間程度、足を運ぶこととなりました。

 師道塾では、元鳥取大学教授・竹内善一先生にご指導いただきながら、人物資料の開発やそれらを用いた道徳授業の実践報告、さらには、教師の人間力を高めるための古典の勉強などを行っています。

 毎回の内容は、集まった顔ぶれや提供される話題により様々です。皆、道徳教育の動向にただならぬ関心がありますから、ちょっとした中央の動きがあれば、その話題に花が咲くこともありますが、最近では中国古典の『大学』や、『二宮翁夜話』を輪読しながら学んでいます。昔も今も変わらない真理に唸りながら、皆、元気になります。

 週末に出会う、人物資料とそこで交わされるコメントの数々や古典の中で出会った珠玉の言葉は、確実に我が身に染み入り、糧になっていることを実感しています。そして、学校や地域での教育実践、生徒や同僚教師たちとのコミュニケーションに生かされています。

 師道塾のような自主勉強会の輪が広がっていくことを願ってやみません。

鳥取市立千代南中学校 石谷健二郎 
(日本道徳教育学会報 第36号より) 

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