鳥取県道徳教育研究会 

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本研究会は鳥取県の道徳教育の発展充実のために昭和61年に設立されました。
毎年調査官や著名な大学の先生等をお迎えし、これまでに30回の研究大会を開催してきました。
 

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師道塾について

道徳教科化まで待ったなし!

 道徳教育に関心のある方、もっともっと自分の授業力を高めたいと思っている方、一緒にやりませんか! 道徳の授業力を磨くことは、自分自身を磨くことです。ぜひ我々と一緒に、今後の道徳教育について考えていきましょう!

 月に2回程度、土曜日の午後「師道塾」で学んでいます。詳細をお知りになりたい方は、村尾行也(鳥取市立鹿野中学校)までご連絡下さい。

   murao_yk@mailk.torikyo.ed.jp

 お待ちしております。
 

お知らせ

6月は、13日()、27日()の午後2時より、鳥取市教育センターにて行います。
 

師道塾この頃

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2019/06/10

6月8日の師道塾

| by 管理者
『佐藤一斎「南洲手抄言志録101ヵ条」を読む』の言志後録第28、64、77、84、94、96条を読みました。

<第28条>知ればこその行動
・心の官は則ち思うなり。思うの字は只だ是れ工夫の字のみ。思えば則ち兪々篤実なり。其の篤実なるよりして之を行と謂い、其の精明なるよりして之を知と謂う。知行は一の思うの字に帰す。

佐藤一斎は「陽朱陰王」とも呼ばれていましたが、陽明学の根本命題である「知行合一」が説かれています。話は、大塩平八郎の乱で知られ、陽明学者でもある大塩平八郎まで及びました。

<第64条>権力を独占するな
・晦(かい)に処(お)る者は能く顕を見、顕に拠(よ)る者は晦を見ず。

<第77条>困るのは口舌の徒
・聖賢を講説して之を躬(み)にする笑わざるは之を口頭の聖賢と謂う。吾れ之み聞きて一たびてき然たり。道学を論弁して之を体する笑わざるは之を紙上の道学と謂う。吾れ之を聞きて再びてき然たり。

「論語読みの論語知らず」という言葉もありますが、ここにも「知行合一」の理念が見受けられます。ただ知識だけを取り入れるだけでなく、口舌の徒になっていないか自省をしたいものです。

<第84条>知見だけでは駄目だ
・学は諸(こ)れを古訓に稽(かんが)え問は諸れを師友に質すことは人皆之を知る。学は必ず諸(これ)を躬に学び問は必ず諸れを心に問うものは其れ幾人有るか。

ただ学ぶだけではなく、実生活で生かされて本当の学問となるという話がありました。簡単に多くの情報を手に入れやすい時代になりましたが、本当に自分が理解しているかよく考え、疑問を持ち、師友に尋ねるなどした上での表面的な理解ではない本当の自分の身になる学びの大切さを感じます。

<第94条>巧言だけでは感動なし
・天を以て得る者は固く、人を以て得る者は脆(もろ)し。

天からのものは変わらないが、人からのものは変わる、また、天は不動であり、人は欲得で動くという話がありました。特に多様化、複雑化する昨今、人の方は大きく動いているように思われます。その中で、自分自身が課題意識を持つということが大切だという話がありました。インターネットの発達等で簡単に問題の答えを調べることはできますが、自分が成長するためにはその得られたものから自ら課題を見出すことが重要ということです。「自分探し」という言葉が使われるようになって久しいですが、主体的、能動的に課題意識を持って行動すること、「自分探し」ではなく「自分づくり」が大切とのことでした。

<第96条>陰にこもれば嫌われる
・君子は自ら慊(けん)し小人は則ち自ら欺く。君子は自ら彊(つと)め小人は則ち自ら棄(す)つ。上達と下達とは一つの自字に落在(らくざい)す。

自信を持つことの大切さについて話が挙がりました。認められること、自分の居場所があるということが、自信となり、困難な状況でも改善の余地を見出すことにつながるということでした。

次回の師道塾は、6月15日(土)午後2時から、鳥取市教育センターで行います。
16:10

参加者の声

参加者の声
2015/01/20

師道塾で学ぶ

| by 管理者

 私は、将来の我が国を背負い、世界に羽ばたく誇り高き日本人を育成するためには、教師自らが誇り高き日本人たらねばならないとずっと考え続け、細々と実践を積んでおりました。しかし、個人の力には限界があり、支えあう仲間の存在が欠かせないものです。そんな折、ある会員仲間の紹介で師道塾の存在を知り、月に数回、土曜日の午後2時間程度、足を運ぶこととなりました。

 師道塾では、元鳥取大学教授・竹内善一先生にご指導いただきながら、人物資料の開発やそれらを用いた道徳授業の実践報告、さらには、教師の人間力を高めるための古典の勉強などを行っています。

 毎回の内容は、集まった顔ぶれや提供される話題により様々です。皆、道徳教育の動向にただならぬ関心がありますから、ちょっとした中央の動きがあれば、その話題に花が咲くこともありますが、最近では中国古典の『大学』や、『二宮翁夜話』を輪読しながら学んでいます。昔も今も変わらない真理に唸りながら、皆、元気になります。

 週末に出会う、人物資料とそこで交わされるコメントの数々や古典の中で出会った珠玉の言葉は、確実に我が身に染み入り、糧になっていることを実感しています。そして、学校や地域での教育実践、生徒や同僚教師たちとのコミュニケーションに生かされています。

 師道塾のような自主勉強会の輪が広がっていくことを願ってやみません。

鳥取市立千代南中学校 石谷健二郎 
(日本道徳教育学会報 第36号より) 

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