本校は、はるか大山の雄姿を仰ぎ見ることができ、緑の田園に囲まれて、学校としては
比較的恵まれた自然環境にある。
昭和33年4月1日、外江中学校、渡中学校、誠道中学校が統合して生まれた。鉄筋コ
ンクリート3階建ての校舎は境港市では最も古いものであり、県下でも校舎建築としては
初期の鉄筋建築である。昭和45・46年には防衛庁事業の防音工事が行われ、その後度
度部分的な改装がなされ、昭和59年3月には防音・暖房の完備した講堂が完成した。昭
和60年から62年にかけて、南北の機械室・校舎の内外装の大規模改装が行われ、平成
元年度に武道場が完成、平成5年度には『花と緑のふるさと推進事業』により校庭の緑化
が行われ、現在に至っている。
昭和60年4月生徒増により本校から分離し、境港市立第三中学校が誕生した。分離後
は学級数16(各学年5、心1)で適正規模となった。
今年度は学級数15(1・2・3学年4学級、特別支援学級3学級)である。分離前は校区
の小学校は5校であったが、分離後は余子小・中浜小・誠道小の3校となった。現在、平
成25年全面改築に向けての準備が進んでいる。
開校以来、良き校風樹立のために地域ぐるみの努力がなされ、保護者は教育熱心で、
PTA活動も活発であり、学校に対しても協力的である。
転入・転出の生徒が多く、他県からの移住者が多いが排他的な感情がなく、融和的な気
風の強い地域である。
最近の傾向は、保護者の価値観の多様性が見られ、生徒の気質にも多様化が見られる
が、一般的な傾向として次のことが言える。
(1)すすんであいさつができる。
(2)素直ですれていない。
(3)物事にあまりこだわらない。
(4)勤勉で真面目である。
(5)社会性に乏しく、自分を表現するのが苦手である。
(6)粘り強さにやや欠ける。