日誌

学校評価
2021/03/05

学校評価アンケートについて

| by 管理者
今年度、7月と12月の2回、「学校評価アンケート」を行いました。
結果の分析について、その一部を掲載します。

○全体的に、前期より後期の方が肯定的な回答の割合が下がっている。
 →コロナウイルスの影響で各種行事、大会等が縮小または中止となり、生徒が日頃の活動の成果を発揮したり、評価してもらったりする場面が少なくなったことの影響は大きいと考えられる。
 また、「学校の先生は、私のことをわかってくれている」といった先生に関する項目が下がっていることから、教員の共感的な態度がより一層求められている。
○「授業中間違えたり失敗しても、冷やかされることはない」といった人間関係に関する項目が下がっている。
 →人間関係や学校・学級集団に不安を抱えている生徒が増えている。日常生活の中で、相手の気持ちを考えない言動が多くみられることから、他者への思いやりや優しさ、寛容的・受容的な態度、いじめや差別を許さない集団づくりが求められる。そのためにも、生徒の様子や変容を機微に感じ取る教員の感受性を高める必要がある。また、人間関係づくりのスキルや人間関係の調整力が不足していることから、コミュニケーションスキルのトレーニングが必要である。
○「授業がよくわかる」の割合が7割を切っている。
 →授業のユニバーサルデザイン化など、わかる・できる授業をめざして取り組んでいるが、十分な成果が上がっていない。すべての生徒にとってわかる・できる授業となるよう、教員の授業力をさらに高めていかねばならない。また、家庭学習・課題提出の項目も大きく下がっており、家庭学習の習慣づけも各家庭と連携を図りながら進めていく必要がある。
○「将来への夢や希望がある」の割合が7割を切っている。
 →「家族と日頃から夢や将来の進路について話をしている」も7割を切っており、学校での進路学習と関連付けながら、家庭でも夢や目標を具体的に描ける支援をしてもらうよう連携していきたい。また、学校においても日頃から夢を大切にした道徳・学活等の授業づくりをしていく必要がある。
○家庭において、通信端末の使用率が9割を超えている。
 →家庭での通信環境や利用状況には差があるが、ネットの使用率は年々上がっている。その一方で、「規則正しい生活をしている」は年々下がっており、ネットの利用時間と睡眠時間・学習時間は反比例している。次年度からタブレットの授業での利用が始まるのと合わせ、ネット利用の功罪について家庭と連携を図りながら指導していく必要がある。

R2学校評価アンケート結果グラフ(生徒).pdf
R2学校評価アンケート結果グラフ(保護者).pdf
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