本日の3・4校時に鳥取県助産師会の3名の助産師の先生方をお招きし、1年生の「いのちの講演会」を開催しました。
日々、新たないのちに携わっておられる助産師さんならではの専門的な視点とやわらかな語り口で、いのちが誕生するまでのしくみや、お母さんのお腹の中での胎児の様子、妊娠や出産についてなどを、手作りの教材や体験を用いてわかりやすく教えていただきました。
「いのちの音」
「ドップラー」という胎児の心音を聞く機器を使って、「いのちの音」である心臓の音を聞かせてもらいました。マイクを通して、会場全体に「ドッドッドッドッ」と力強い心臓の音が響き渡りました。ちなみに、胎児の心音は大人のの倍くらいの速さで動いているそうです。
「妊婦体験」
妊婦体験もさせていただきました。歩いたり、しゃがんだりして、お腹の重さを実感していました。体験した男子は、「とても重かった。妊婦さんは大変だと思った。」と感想を述べてくれました。
「赤ちゃん抱っこ体験」
助産師の先生方や教職員に教えてもらいながら、ぐらぐらする首をしっかりと支えて大切に抱っこしている生徒たちのほほえましい姿がたくさん見られました。。この中にも将来、お父さんやお母さんになる人も多くいるでしょう。どんな大人になっているのかな…と想像がふくらみます。
「生きているだけで100点満点」
最後に、「生きているだけで100点満点」という言葉をいただきました。赤ちゃんは、自分の力で陣痛を起こしてこの世に生まれることを選び、出産のときには母親だけでなく、赤ちゃん自身も命がけで生まれてきました。自分のいのち、友達のいのち、どれもかけがえのないもので、生きているだけで立派で素晴らしいのです。ベースが100点満点なら、安心してどんなことにも恐れずに挑戦していけそうですよね。そんな気持ちで中学校生活を思いっきり充実させて、一人ひとりが成長していけますように。