鳥取市立宮ノ下小学校は、鳥取市東部に位置し、自然豊かな田園地帯と市街化地域の中間の地にあります。本校は明治6年(1873年)10月17日に設置され、、今年で創立148年目を迎えました。この4月には新1年生49名を迎え、児童数270名、17学級(うち特別支援学級5学級)、教職員32名でスタートしました。
学校のある鳥取市国府町は、奈良時代に因幡の国府が置かれ、古くから政治・経済・文化の栄えた地であり、地名もこのことに由来しています。校区には因幡国庁跡、大伴家持の歌碑、池田家墓所など数多くの貴重な歴史的文化遺産があります。また、古くから伝わる因幡の傘踊り、手笠踊り、麒麟獅子舞などの伝統芸能も大切に保存されています。因幡の傘踊りの祭典、万葉集朗唱の会、池田家墓所灯籠会など、地域の文化遺産にまつわる行事も行われ、地域の特色ある文化として継承されています。
本校の特色ある教育活動として、地域の文化を学ぶ活動や児童会の各委員会が企画する様々なイベントがあります。地域の文化を学ぶ活動では、地域の方々の協力をいただきながら百人一首や万葉集の朗唱、因幡の傘踊り、手笠踊り、古典の暗唱など地域の様々な文化を学び、発表の機会をいただいています。各委員会が企画するイベントでは、全校児童が楽しむことのできる様々な活動を工夫しながらおこなっています。
本校は、学校教育目標を『互いのよさを認め合いながら、夢や希望を持ち、主体的に行動する子どもの育成』としています。子どもも大人も「明日を楽しみにできる学校」になるよう、教職員一丸となって精一杯努力してまいります。