1年生の理科の授業の様子です。『「重さ」と「質量」についての違いを分かりやすく説明しよう』を目標に各班で15分程度調べ、ホワイトボードにまとめ、1分間班ごとに説明をしました。
大人でも、この2つの違いをズバッと答えられるのは至難の業でしょう。しかも、1分という限られた時間の中で。しかし、生徒は分かりやすく発表していました。調べたことをただ単に、言葉で説明するだけではなく、図や絵を使って解説する班も見られました。
情報通信技術(ICT)が目まぐるしく発展し、様々な情報が飛び交う現代。しかし、必ずしもその情報が正しいとは限りません。多種多様な情報から正しいと判断したものを選択する判断力と、限られた時間の中で、相手にいかに分かりやすく説明できるかが問われる語彙力とプレゼンテーション能力。
このように、理科のたった1コマの授業にも、教科の学習内容にプラスアルファして、判断力、表現力を育む力がICT教育に備わっているのです。1年生の頼もしく力強い発表を聞きながら、将来、社会に貢献できる立派な人間に育つことを期待して微笑んでしまいます。


