学校長挨拶

第27代 校長  河 田 雅 志 

 本校は平成13年度に地方公立進学校としての中長期ビジョン『倉吉東高のかたち』を策定し、教育目標として『主体的学習者の育成』及び『21世紀をリードする人材の育成』を掲げてまいりました。この間、学習については進学実績において一定の成果を出し続けてきたと思っていますが、これは単に大学に入れるための教育を行っている結果ではありません。高い学力を身に付けるには、実利を越えて真理探究や社会貢献を志向することが不可欠であり、そのような教育的仕掛けの結果として得られたものと考えています。

 一方人材育成においては、特色ある教育活動として『国際高校生フォーラム』や『倉吉東高のボランティア活動』、『チューター制度』などに取り組み、高い志を育成してまいりました。人材の出現を自然発生的に待つのではなく、計画的な教育活動を通して、意図的に育成していくといった取り組みです。近年意図した生徒が確実に輩出されてきたと感じており、これらの若者が社会の中核を担う時期が間もなく来るのを待望しています。

 ところで、本校が進めてきた教育活動は、現在様々な要因から変革を迫られています。例えば約30年間続いた1学年6学級編成が、少子化の影響で平成23年度から5学級となり、また昭和40年代から存続してきた専攻科は、平成24年度を以て廃止されました。また平成26年度からは第2・第4土曜日授業も実施し、併せて思考力・表現力を養うアクティブラーニングにも力を入れています。教育環境の急激な変化の中で、倉吉東高であり続けることは容易なことではありません。地域の皆さんや育友会(本校PTA)、同窓会や教育関係機関のご支援ご指導をいただきながら、倉吉東高らしい時代対応を講じてまいりたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。

 
■学校長より
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2016/01/04

2016年 年頭雑感(3) がんばれ! 中学生

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(2)より続く

本校の3年生同様、志望校合格を目指して奮闘している中学生の皆さんにもこの場を借りてエールを送りたいと思います。


昨日の箱根駅伝を連覇した青山学院大学も、世界最高得点をマークした羽生選手も、テニスの錦織選手も、南アフリカを破った日本ラグビーチームも、決して今の自分に満足することなく、自ら進んで厳しい道を選んだのだと思います。高い目標を持ち、私たちの想像をはるかに超える練習を積んできたからこそそこに到達したのです。

もちろん彼らの残した結果はすばらしいものですが、それにも増して私が感動するのは、「勝利」という事実(結果)ではなく、目標達成を目指して積み上げられた「努力」とそれによって培われ、磨かれたたであろう彼らの「人間性」そのものです。


皆さんこそ未知の可能性に溢れています。現状に甘んじることなく、敢えて高い目標を設定し、それに向かって努力することが自分を高めること、成長につながります。最後の一瞬まであきらめることなく努力を続けてください。結果というよりむしろそうした積み重ねこそが自分の財産となるのです。そしてそれが次へのステップにつながるのです。

(自ら進んで厳しい状況に身をおくことは大変勇気のいることですが、本校にはそうした「志」を持つ友との出会いが待っています。・・・ちょっと背伸びして、がんばれ!中学生! Good luck!!


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2016/01/04

2016年 年頭雑感(2) チャレンジするということ

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現在教育改革が進行中で、特に「高大接続」という点に関しては、大学入試改革とも関わっており、多くの方が興味関心のあるところだと思われますが、それについてはまた別の機会に譲るとして、実は、国の考える「これからの時代を生きる人たちに必要とされる資質・能力」の中に、「果敢に挑むチャレンジ精神」が挙げられていることをご存知でしょうか?一定解の存在しない難問に直面するだろうこれからの時代(社会)を生き抜くためには、十分な備え(基礎・基本)を持って、失敗にめげることなく、難題に対して果敢に、繰り返しチャレンジしていく精神性が必要だと考えられているのです。


しかし、そうした強い心は、すぐには育ちません。実際、今のままでいることが誰にとっても楽だからです。これまで問題なくやってきたことを繰り返せばいいだけで、とりたてて緊張感を強いられることがありません。こうした「快適」な生活から自ら抜け出すことは大変難しいことだと容易に想像がつきます。

 

一方、学校は教育の場ですから、生徒一人ひとりを(学力的にも人間的にも)成長させることが責務です。本校では、授業・総合学習・学校行事・部活動等を通じて、自らの成長のためにチャレンジすることがいかに重要かを感じられる機会を数多く準備しています。例えば、将来の大学志望校選定に当たっても、1年生や2年生には現在合格可能性の高い大学ではなく、1,2ランク厳しい大学を目標にするよう指導しています。それが自分を一層高めることになるからです。大切なのは、自分を高められる目標を設定し、その目標に向かって日々努力することです。(もちろん「正しい目的」が大前提であることは言うまでもありません。)


本校には「快適主義」から抜け出せるよう引っ張る教員集団とそうした生徒の背中を押してくださる保護者の方々、不安と緊張を共有し互いに励まし合える仲間が存在していると思います。

 (3)へ続く


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2016/01/04

2016年 年頭雑感(1) ご挨拶

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あけましておめでとうございます。いつも本校教育にご理解ご協力をいただき感謝いたしております。今年がどうか皆様にとってよい年になりますようお祈りいたしております。(年末雑感も1話だけで年明けを迎えてしまいましたので、「年頭雑感」とタイトルを変更しました。)

 

さて、本校では、今月16,17日のセンター試験に向けて、年末年始も3年生の多くが教室で勉強(自学自習)に励んでいます。大晦日には、近年恒例となった「蕎麦屋」が店開きし、多くの卒業生が手伝いと激励に訪れてくれました。(その様子はこちらをご覧ください。)世間は、クリスマス、大晦日、正月・・・と様々な行事であふれているこの時期、一方で日々決まった時間に机に向かう生活を送る生徒たちの陰には保護者の皆様の深いご理解があることを感ぜずにはいられません。ありがとうございます。


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2015/12/28

2015年末雑感(1)「いろんなことに、最後まで一生懸命・・・」

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『倉吉東高は勉強ばかりで・・・』というイメージをお持ちの方があるようですが、学園祭、部活動、フォーラム、研修旅行など、このホームページをみていただくだけでもそうではないということがお分かりいただけるのではないかと思います。

 

本校の方針として、高校における学習は、これからの時代を生きていく上ですべての「基本」となることであり、自分の好き嫌いに関わらず、学校の準備したもの(教科+教科外活動)に対しては最後まできちんと取り組むこと、としています。得意・不得意は誰にもあるものですから、結果や評価は各人各様となりますが、一生懸命取り組むことを求めているのであり、それこそが第一義なのです。

 

子どもたちの中にどのような才能が秘められているのかそれを知ることは難しいことだと思います。そうした隠れた才能や興味・関心を刺激するためにも、様々な事に取組み、チャレンジする機会を作りたいと考えています。そういう意味では、本校生の忙しさや大変さは、教科学習だけではなく、学校行事や部活動等様々なことに一生懸命取り組むことを要求されている点にあるのだと思います。そしてその上で、自分の興味関心に応じて一層主体的に取り組む姿勢を身につけてほしいという願いを持っています。

 

実は、こうした方向性と本校における「国公立大学」受験者の多さとは密接に関連しています。もちろん、もともと本校生徒・保護者の国公立志向が強いこと、また、国からの科研費等教育環境面で優れていると思われることなどから国公立大学進学を勧めていることもありますが、国公立大学受験に関しては、「センター試験+個別試験」が必要であり、要求される教科・科目数が多いことが本校生にとって有利に作用するからです。すなわち、「学校が準備したものに対して最後まできちんと取り組むこと」という方針に沿って、数多くの教科について最後まで粘り強く勉強したことが、多くの試験科目を課す国公立大学型受験に適しているのです。苦手な科目を放り出したくなる気持ちは誰もが持っています。「大丈夫!やればできる!」と背中を押す教員集団がいること、不安を共有しつつも最後まで一緒にやり抜こうとする仲間がいること、これが本校の強みです。

 

苦しい場面に直面した時、誰しも逃げ出したくなります。楽な方向へ駆け出したくなります。実際、大学受験においても、国公立大学は原則として「前期・後期、(中期)」の受験機会があるにもかかわらず、前期試験に不合格だった場合、後期試験を志願者のほぼ半数が欠席するという統計が出ています。あきらめずに最後まで粘ることが目標達成の秘訣と言えるでしょう。(なお、私立大学等への進学状況についても「進路実績」をご覧ください。)


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2014/12/26

2014年を振り返って(4)

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韓国研修旅行(2) 
 今年度の韓国研修実施に当たっては、セウォル号沈没事故があったこともあり、「安全」についていろいろご心配をおかけしたことと思います。もちろん、研修を実施する私たちにとっても生徒の安全が第一であり、「安全」を確保するために細心の注意を払い、準備を怠らないよう努めています。
 また、いわゆる「国民感情」も話題になることがありますが、生徒たちの報告書に見るように、触れ合う韓国の人々は好意的です。逆に、日本での韓国に対する意識や感情は、「マスコミで報道される韓国」のためか、好意的でないものが多いように感じています。私たちが手にする情報には、発信者の意図する「事実」が存在しますが、それが私たちにとっても「事実」かどうかはわからない、ということを常に意識しておくことが必要だと思います。こうしたことを事前研修の中では強調しています。


『報告書』の表紙(是非ご一読ください!)

 来年度も今年度と同様、韓国研修旅行を実施する予定ですが、国内の貸切バス料金が値上がりすることが決まっており、初日の国内大学(京都大学)研修(導入の経緯については、前校長によるこのコラム(2012/11/25)をご覧ください)をどうするか検討しているところです。費用面を考慮しながら、事前研修を含めて研修内容をより充実したものにしたいと思います。また、「安全」に関しても、緊急時の対応を含めて再度検討し、より一層信頼度を高めたいと思います。
 
 
世宗大王像を背に・・・(班別研修)    延世大学前で・・・(班別研修)

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